YouTube playback on Linux

AV,PC Mar 02, 2019

NASとして使ってたサーバのマザーボードを交換してCoffee Lakeベースにした。ARM系で良かったのかもしれないけど、Linuxのdriverのサポートでamd64系が無難そうというのと、今回からテレビにも繋いで動画見る用途でも使ってみようと考えてARM系にしなかった。CPUとして採用したPentium G5600はUHD630 (3e91)というGraphic coreが組み込まれている。最終的にはYouTubeとかのネット動画再生環境として満足できる環境になったが、色々カスタムで入れないと動かなかったので、そのメモ。

ポイントは二つ:
drm-tip
Gnome-Wayland

まず現時点のDebian busterのデフォルトカーネル4.19で試す。Xorgのvesa driverでしか動かなかった。その環境のLXDE上のchromeでYouTubeを見ると、酷い動画再生品質に驚いた。tearingというキーワードでLinuxの動画再生環境ではよく話題に上がっている問題が起きている。現象としては、カメラがパンして背景全体が動く場面で画面の真ん中に水平に切れ目ができる。V-sync(垂直同期)がずれる。DAOKO×中田ヤスタカ「ぼくらのネットワーク」で顕著にtearingが見られた。

Window manager (composer) がV-syncに大きな影響を与えてるらしい。LXDEのような軽量DEではなくGnome/KDEを使うことがtearing解決のまず一歩のようだ。そしてXorgではなく、構造上tearingが起きにくい設計になってるWaylandというdisplay serverを使うことも推奨されてる。DebianはbusterでWaylandをデフォルトにしているので、これを機会に、stretchからbusterにアップグレードした。

% unman -a
Linux 4.19.0-2-amd64 #1 SMP Debian 4.19.16-1 (2019-01-17) x86_64 GNU/Linux

Xorgのvesa driverでは動いたが、Waylandは動かなかった。Kernel 4.19.16のDRM driverがまだUHD630に対応してない?

/var/log/messages
gnome-shell[1984]: Failed to create backend: Could not find a primary drm kms device

ここで最新のDRM driverのレポジトリであるdrm-tipを試してみる。drm-tipは最新のカーネルに組み込まれた形で開発されていて、cloneすると、その中でカーネル全体をコンパイルできる。この時点のdrm-tipではkernel 5.0.0-rc7。

まず、kernel treeとは別にIntelから配布されてるfirmwareをinstall。

apt-get install firmware-misc-nonfree
git clone git://anongit.freedesktop.org/drm-tip
cd drm-tip
cp /boot/config-4.19.0-2-amd64 .config

.configを編集

CONFIG_DRM_I915=m
CONFIG_FW_LOADER=y
CONFIG_EXTRA_FIRMWARE="i915/kbl_dmc_ver1_04.bin i915/kbl_huc_ver02_00_1810.bin i915/kbl_guc_ver9_39.bin"
CONFIG_EXTRA_FIRMWARE_DIR="/lib/firmware"

後は通常通りmakeして出来た.debをinstall。

make oldconfig
make deb-pkg LOCALVERSION=-custom

Browserはchromeを使う。

Gnome-Waylandの環境で、YouTubeはVsyncが破綻することなく綺麗に再生できるようになった。

 

% uname -a
Linux 5.0.0-rc7-custom #6 SMP Fri Feb 22 00:58:02 CST 2019 x86_64 GNU/Linux


% lshw -class video
*-display
description: VGA compatible controller
product: 8th Gen Core Processor Gaussian Mixture Model
vendor: Intel Corporation
physical id: 2
bus info: pci@0000:00:02.0
version: 00
width: 64 bits
clock: 33MHz
capabilities: pciexpress msi pm vga_controller bus_master cap_list rom
configuration: driver=i915 latency=0
resources: irq:124 memory:a0000000-a0ffffff memory:90000000-9fffffff ioport:3000(size=64) memory:c0000-dffff


% lspci -nn -v
00:02.0 VGA compatible controller [0300]: Intel Corporation 8th Gen Core Processor Gaussian Mixture Model [8086:3e91] (prog-if 00 [VGA controller])
Subsystem: ASUSTeK Computer Inc. 8th Gen Core Processor Gaussian Mixture Model [1043:8694]
Flags: bus master, fast devsel, latency 0, IRQ 124
Memory at a0000000 (64-bit, non-prefetchable) [size=16M]
Memory at 90000000 (64-bit, prefetchable) [size=256M]
I/O ports at 3000 [size=64]
[virtual] Expansion ROM at 000c0000 [disabled] [size=128K]
Capabilities: [40] Vendor Specific Information: Len=0c <?>
Capabilities: [70] Express Root Complex Integrated Endpoint, MSI 00
Capabilities: [ac] MSI: Enable+ Count=1/1 Maskable- 64bit-
Capabilities: [d0] Power Management version 2
Capabilities: [100] Process Address Space ID (PASID)
Capabilities: [200] Address Translation Service (ATS)
Capabilities: [300] Page Request Interface (PRI)
Kernel driver in use: i915
Kernel modules: i915

AudioはUSB-DAC経由で出してる。それに必要なkernel configは

CONFIG_SND_HDA=y
CONFIG_SND_USB=y
CONFIG_SND_USB_AUDIO=m

さらに、HDMIに音を乗せるには多分これらが必要。(使ってないので未確認)

CONFIG_SND_HDA_INTEL=y
CONFIG_SND_HDA_CODEC_HDMI=y
CONFIG_SND_HDA_I915=y

さらに、今までremote loginでしか使ってなかったせいかもしれないが、videoとsoundを機能させるためには以下のgroup設定が必要だった。

sudo adduser Debian-gdm audio
sudo adduser Debian-gdm video
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noise with iTunes

AV,Music Jan 31, 2015

音楽の再生にはMac OSX 10.10.2でiTunesを使ってる。encodeはAppleLossless。ここしばらく、なんか音が歪んだりノイズが入って再生される事が頻繁に起きてた。shuffleで再生してるので、CDから読み込み時に問題のあった普段聴かない曲が偶然再生されたのかと流してた。

時間ができて、それら問題のあった曲を読み込み直した。しかし問題が解決されないどころか、CDから直接iTunesで再生しても同じノイズがでる。ところが、VLCとか他の再生ソフトでは問題が出ないことを確認。これはiTuneの問題だった。

時期からして、どうやら iTunes 12.0.1.26 からこの問題が出始めたよう。bugreport.apple.com にレポートしといた。最近出た 12.1.0.50 でも同じ問題を引きずってる。

解決方法はiTunesを使わない事となる。僕の場合は iTunes ecosystem から離れては生きていけない環境なのでその選択肢はない。しかし方法があった。BitPerfect。これは iTunes をインターフェースとしては使うけど、音の経路としてはiTunesを完全にバイパスする。以前使ってたけど、AirPlay環境で難があったので使うのをやめてた。今回使ってみたら、結構問題なくAirPlayで使えてる。

今回の件で、Equalizer off や SoundCheck off、volume 最大でも iTunesは音をいじってるというのがはっきりした。

BitPerfect、かなり良い。

Update 2015/5/28:

iTunesのノイズの原因はEqualizerだった。メニューのWidow->Equalizer。Equalizerは曲のGetInfo->optionでしか設定できないかと思ってて、それがoffになってるのしか確認してなかった。今日Widow->Equalizerってメニューがあるのに気付いた。普段は使わないけど、何かのテストでオンにしてそのまま忘れてたらしい。なので、iTunesじゃなくて、自分が原因だった。元の曲のレベルが上限近いと、Equalizerでその帯域を上げるとクリッピングしてノイズになる。もしEqualizerを使う場合は実用上0より下にしか下げることが出来ないということ。ネット上で、iTunesのEqualizerに関する情報が結構あるけど、つまみを0より上げてるのはクリッピングノイズでひどい音になるはず。

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PS3 laser unit

AV Mar 12, 2014
BGM: A Walk / Tycho

KES-400A

Rocksmith 2014やってたら突然フリーズ。Rocksmithはバグが多くて不安定という評判だが、うちでは今まで一度も不安定になった事はなかった。電源も落ちないので、裏の電源スイッチで電源落とした。再起動するとXMBまでは普通に立ち上がった。しかしRocksmithがXMBに出てこない。試しに他のBlu-rayとかDVDのdisc入れたがどれも駄目。discを読めなくなったらしい。

ハードの故障っぽいのでファイルシステムとか関係ないと思うが、それで直ったという報告もネットにあったのでセーフモードメニューの3番目にあるファイルシステムの修復も試す。何も改善せず。

ネットの情報によると、レーザーユニットの故障の可能性が高いらしい。うちのPS3はCECHG01という型番で注文するレーザーユニットはKES-400A。$16.95+送料$2.99で合計$19.94。筐体開けるのにT10 torx driver with holeも注文したが、マイナスドライバーで開いた。

交換方法は以下のビデオが参考になった。かなり簡単だった。

交換後は、元通りに普通に動くようになった。

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ADAM Audio A77X

AV Jan 26, 2014

Adam audio A77X

メインのスピーカを15年程使ってたCelestion A Compactから3-way, 3-ampのADAM Audio A77Xに入れ替えた。PCのデスクトップ用に導入したADAM F7がかなり良かったので、メインのシステムでもADAMを試したくなった。

A77Xの構成:

  • 7″ woofer: <400Hz, 100W PWM amp
  • 7″ woofer: 400-3000Hz, 100W PWM amp
  • X-ART tweeter: >3000Hz, 50W A/B amp

部屋は5m x 5m位で、スピーカーから耳まで2mちょっと、または4mの環境。用途は2ch HiFi。スタジオモニターとして使う訳ではない。スタンドはCelestionで使ってたAcoustic Reviveの安い方のスタンドを再利用。 A77X は横に長いので、1/3の面だけがスタンドに乗ってる感じ。ちょっとぶつかっただけで倒れるはずだが、スピーカー自体が重い事もあって何事も無ければ安定してる。(ここは地震が無い)

今までパッシブだったので、KENWOOD VRS-8100Nというフルデジタルアンプを使ってた。A77Xはアクティブなので、それもDAC+pre ampのEmotiva XDA-2に置き換え。A77XとXDA-2間はbalanced XLR接続。

A77Xの印象。まず、予想通りに低音がクリアに出てる。ベースの弦の振動感が音としてはっきり分かるのはすばらしい。(壁に近いのでlow shelfは1.5db下げてる。) 高域も解像度すばらしく良い。しかしちょっと引っかかったのが中域、特にボーカル域。どうも浮いてるというか、前に出過ぎのような。部屋とかセッティングが影響するところも大きいはずなので、これから多少いじって行こうと思う。50″ TVが真ん中にあるのが最悪か。あとアパートなのでこれ以上上げられないけど、もうちょいボリュームを上げた方が良くなりそうな感じ。

ところで、ベースとかギターみたいにアンプのドライバーで鳴らしてる音をマイクで拾ったのをまたスピーカーで再生してるのはなんか面白いなといつも思う。特に今までMarshallのアンプとかのドライバーとして結構使われてるCelestionのスピーカー使ってたから、Celestionのドライバーから出てきた音の録音をまたCelestionで再生してるみたいな。ギター/ベースアンプはそれだけで楽器みたいなもんだけど。

A77XとF7の比較。F7がかなり健闘しているというのをA77X暫く聞いて再確認した。中高域は。しかし低域の質の差が全体の雰囲気に大きく影響与えるのは事実で、A77Xがその点勝ってる。F7はスピーカーから80cm位の距離の超ニアフィールドで使ってるので環境が全く違うが、F7から出てくる音はかなり気に入っていて、引き続き夜とかはF7で音楽楽しんでる。試してないが、F7をA77Xのちょい広いフィールドのセッティングで聞くと、もしかしたら中域での同じようなしっくりこない印象が出てくるのかも。(逆にA77XをF7のように超ニアフィールドで使うのはサイズ的にと並びが横でドライバー間が離れすぎてるので無理。)

アクティブ(パワード)のスタジオモニターをピュア/Hifi用途に使う事でだが、これはかなりお勧め。家庭向けじゃなくて業務向けなので作りが質実剛健という感じで無駄が無い。高級オーディオにありがちなオカルト的な要素が無い。アンプで悩む必要も無い。シンプルに音が良い。まあ、今みたいにチップの設計とは縁の無かった学生時代は、99.9%より99.999%?の銅のケーブルの方が音が良いみたいな要素に騙されてた事もあった。

F7の好印象からA77Xへの期待が大き過ぎて、多少あれってところもあるにはあるけど、Celestion からのアップグレードとしては満足。まだ1ヶ月くらい先までは返品可能だけど、それの可能性も無さそうだ。まずセッティングを改善しないと。。

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ADAM Audio F7

AV Dec 08, 2013
BGM: maniac / globe

ADAM Audio F7

iTunesからAirPlayでリビングルームにあるオーディオで聞くというのがうちの音楽再生環境で、もう10年弱これでやってる。音楽はそれでいい。しかしこの環境には問題が一つあって、ビデオの映像は手元のPCで見てオーディオだけAirPlayで飛ばすのはバッファリングとかの遅延があって無理。なので動画の音声はPCの音の悪いスピーカーで聞いてた。(ヘッドフォン使ってたけど、それも壊れた。スピーカーで聞く方が好き。) 音楽系はもちろんだが、車/バイクのエキゾーストノートとか特にちゃんと聞きたい。今回、その状況を改善すべく、PC用のdesktopスピーカを導入した。

そんなに投資する予定じゃなかったはずが、まあまあ投入してしまって、DAC + Monitor Speaker という構成にしてしまった。

ADAM Audio F7 : FシリーズはAXシリーズの廉価版で、発売されて間もない。スペックでサイズは見てたけど、届いてみるとかなりでかく、目の前の視界を遮ってる。

NuForce Icon DAC : それなりのスピーカーを買ったので、PCのline outそのままじゃ勿体ない。外付けDACを使う事にした。MacBookProにつないでるが、driverとかなんのセットアップもいらず、繋げるだけ。

IsoAcoustics ISO-L8R155 : スピーカースタンドは重要。しかし、スタンドは一般的にどれも異様に高い。見つけたこれ、安いしプラスチックで組み立て式。設置面はゴム。だめならだめでいいやと思って買ったが、安定感はかなり良く、良い音出すのに貢献してる。

で、このシステム全体での音だけど、素晴らしく良い。今までのメインのCelestion A Compactより全然良くなってしまって、ADAM F7の方がメインになってしまった。Celestionは低音出なかった。それ買った頃はボーカル域重視で、緩い低音は何より一番嫌いな音だった。比べて、ADAM F7は低音出過ぎ感がしたぐらい低音出てる。しかし、レスポンスの良い低音。Electronica系を聞くようになって音の嗜好も変わったと思うが、やっぱり重心低い方がいいな。(visual系も同じで。Kuro) 高域はX-ARTというRibbon tweeter。ハイハットも気持ちよく出てる。

今まで、live houseで聞く良い音は家では絶対出ないと諦めてたけど、ADAM F7でちょっと近づいた。値段の割にはかなりかな。

active speakerなので、パワーコードをそれぞれのspeakerに繋がないといけない。その配線とさらにDACの配線でMacの周りがごちゃごちゃしてしまったのがちょっとした難点。

あ、もう一つ。ADAM F7はXLR端子あるが、Icon DACはRCAのみ。片方がRCAでもう一方がXLRというケーブルが売ってたのでそれ使ってる。アンバランス前提としてもXLRのメリットを受けてるかどうか不明。ケーブル自体かなりしっかりしてて良さげ。

 

update1 (2014/1/5):

<300Hz EQを-2位に下げると、うちの環境ではもっと聞きやすくなった。HiFi audioの感覚で言うと、EQいじるとか論外みたいな感じがあるけど、もう音のソースからしてピュアとか関係ないし。いずれにしても、F7の回路的にはEQ flatでもEQの回路を経由してるので、いじったところでそこから音が悪くなる訳ではない。

Active Speakerでは一般的なのかもしれないが、F7含めてAdamのMonitorはみんなドライバーそれぞれ独立のアンプが駆動してる。F7はtweeterは40W、wooferは60WのAB ampが駆動してる。バイアンプ。上位の機種だと6個もPWMアンプ使ってるのもある。これが音の分解が良い理由なのか。しかも、システム全体で見るとかなりコストパフォーマンス良い。なんか、もう将来ピュアオーディオ系の機材を買う気がしない。A77X + Emotiva XDA-2 とか、livingに良いかも。。あ、XDA-2 今日まで普段$299のところ$245というので買ってしまった。今のところ使い道無いけど。

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